カマチ陶舗 (Kamachiーtoho)

伝統と革新の融合 世界を魅了する「カマチ陶舗」の哲学

400年以上の歴史を誇る有田焼の産地において、伝統を重んじつつも革新的なアプローチで世界中のトップシェフを魅了し続けている窯元が「照右ェ門窯 株式会社カマチ陶舗 (Kamachiーtoho)」だ。佐賀県武雄市に本社を構える同社は、「世界に通用する、新しい基準の有田焼づくり」を掲げ、世界のガストロノミー界で独自の地位を築き上げている。

「カマチ陶舗 (Kamachiーtoho)」の歴史は、明治初期に初代・野田国太郎が有田の泉山に開いた小さな窯に始まる。1953年(昭和28年)に法人として設立されて以降は、高級日本料理向けの食器をオーダーメイドで開発・直販するスタイルを確立。「照右エ門」ブランドとして、全国の高級ホテルや旅館、料亭へと広く展開し、和食器業界において確かな実績と地位を築いていった。

大きな転機が訪れたのは2001年のことである。同社は有田焼業界に先駆けて、フランス料理やイタリア料理といった西洋料理向けの食器開発に着手した。しかし当時、「伝統に反する」という産地からの激しい反発や、国内シェフからの拒絶に直面し、生産すら困難な窮地に陥る。打開策として同社が目を向けたのが海外市場であった。約10年間にわたり現地レストランを1件ずつ愚直に訪問し、シェフ一人ひとりの思想や料理に合わせたオーダーメイド器をコツコツと開発。やがて本場のシェフたちからその高い表現力と品質が認められるようになり、その評価は「逆輸入」という形で日本へも還元されていった。

国内でミシュランガイドが創刊され、若手シェフが台頭する時代潮流も追い風となり、同社の器は一気に注目を集める。2022年には「ゴ・エ・ミヨ ジャポン」にて、西洋料理界に有田焼を浸透させた功績が評価され「イノベーション賞」を受賞。現在では日本国内の星付き店にとどまらず、世界18カ国27都市の高級ホテルや有名レストランで採用されている。


INFORMATION

カマチ陶 (Kamachiーtoho)

照右ェ門窯
〒849-2303 
佐賀県武雄市山内町三間坂12885-7

東京ショールーム
〒108-0022 東京都港区海岸3-5-13 五色橋ビル 3F

お問い合わせ https://www.kamachi.co.jp/contact/