erre
エッレ

「火・水・土・空気」の4つのエレメントを敬い、味わう料理


自然の恩恵である火、水、土、空気に感謝し、口福を体験する

神戸の中心部、北野坂に近い一角あるのが「エッレ」だ。「エッレ」とはイタリア語で「R」の意味で、イタリア語特有の巻き舌で発音する。それはレストランのコンセプトである「Respect the roots=根源への尊重」のイニシャルからとられたものだ。

料理における根源とは何か?現代風の言葉に置き換えるならば食材を自らの手で採取するフォレジング、非加熱調理を信条とするローフードなどさまざまな思考があるが「エッレ」の厨房における根源とは、西洋では古来より世界を構成すると考えられていた四元素、すなわち「火・水・土・空気」だ。火は薪を使った熱源で食材を加熱し、水は食材に新たな生命を吹き込む煮炊きに必須、土の中の微生物の力で食材を発酵させ、空気の力で食材を膨らませて豊かな風味のパンを生む。その店名には、こうした料理の基本エレメントに対する無限のリスペクトがこめられている。

シグネチャーコースを構成する12の料理にはそれぞれ「循環・始まり・目覚め・進歩・喜び・尊ぶ・削ぎ落とす・名残・再会」という4つの根源を敬い、味わう料理名がそれぞれにつけられている。未知の食体験=フードエクスペリエンスこそが現代的レストランを楽しむための重要なキーワードであるが、その金科玉条は「エッレ」にこそふさわい表現なのではないだろうか。


chef profile

長屋 恭平
KYOHEI NAGAYA

1985年岐阜県生まれ 地元岐阜の老舗イタリア料理店にて勤務、その後渡伊。トスカーナを中心に星付きリストランテにて研修。銀座「アルマーニ / リストランテ」大阪のレストランを経て現在の神戸「エッレ」のシェフに至る。

「パスタ未来形」 by シェフ

パスタは、そのものを例え1本でも食べただけでもそれが何のパスタなのか分かる事が大切だと考えます。それは、イタリアのエスプレッソのような抽出したものがパスタにも求められてると思います。それを日本人の感性で、利己的でなく素材を尊重し食べ手の方と分かち合えるようなパスタこそが未来形の一つの形だと考えます。


INFORMATION

兵庫県神戸市中央区中山手通1-22-13 ヒルサイドテラス2階[google MAP🔗]
Tel:078-862-6674
E-mail:hamabe@erre2017.com
営業時間:ランチ 12:00~14:30 ディナー 18:00~23:00
定休日:火曜日と月2回程不定休
※ご予約人数 2名様~  
※アレルギー等ございましたら、事前にご連絡お願い致します。当日のご対応は致しかねます
※男性のタンクトップ、ハーフパンツ、サンダル等はお控えください
※薪の香りがつきますので、ご了承くださいませ
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