「ヤングシェフ賞」はIW100参加シェフの中でも、40歳以下で最も優秀なシェフに贈られるアワードだ。高知ヴィラサントリーニ」のメインダイニング「ローグ」の北村友和シェフは、昨年度も「ヤングシェフ賞」候補にその名前があがったほど、その活躍は際立っていた。
北村シェフはフィレンツェで料理修行した後「ローグ」の厨房に入り、地元高知はじめ四国の食材を厳選して使用、県内の生産者を足繁く訪ね、彼らの食材に対する情熱や努力をイタリア料理として還元することに努力を惜しまない。
今年の統一テーマ「発酵の可能性」でも北村シェフは「始まりの一皿〜沁み渡る発酵〜」を発表し、自らの料理コンセプトである「イタリアX高知」を前面に出し、常に大事にしているという出汁に発酵を加えて発酵のニュアンスが「沁み渡る」一皿へを創り出した。
四国の食材をイタリア料理に昇華させることに努力を惜しまない、北村シェフのその活動には敬意を2024年度の「ヤングシェフ賞」をお贈りしたい。北村シェフの授賞インタビューを含むオンラインでのアワード発表は2025年2月10日予定、こちらも注目していただきたい。