Otto e Sette Oita
オット エ セッテ 大分
別府の温泉と大分県産食材を使った”温泉パスタ”












大分のテロワールを独自の調理法で表現
別府・鉄輪(かんなわ)温泉にある「オット エ セッテ 大分」は非常にユニークなイタリア料理店だ。日本一の湧出量を誇る別府には別府八湯と呼ばれる温泉地があるが、鉄輪温泉もその八湯のひとつ。昭和の風情が残るレトロな街並みには湯けむりが立ち上り、古くから湯治客が集まることで栄えた。「オット エ セッテ 大分」はそんな古い湯治宿を改装してレストランとし、蒸気や温泉を活用した「温泉キュイジーヌ」を提供しているのだ。
鉄輪温泉には昔から100度近い源泉を使った「地獄蒸し」という調理法があるのだが「オット エ セッテ 大分」では蒸気で野菜や魚を蒸し、温泉水でパスタを茹で、熱を利用してソーズを煮込み、野菜や果物を熟成、発酵させる。ミネラル豊富な温泉水で蒸した野菜は色も鮮やかで栄養価も高く、パスタ湯は昆布出汁のような味わいがあるという。メニューにはこうした「温泉キュイジーヌ」の看板料理がずらりと並ぶ。例えば「地獄蒸し鮑」「牛肉の地獄蒸し」「地獄蒸しフラン」「季節の魚の地獄蒸し」などなど。食材も大分県内最高の生産者と連携し、彼らを「アルティザン」と呼んでリスペクトしているのだ。
ちなみにオットとはイタリア語で数字の8を意味し、セッテは7。これは幕末まで大分県では8藩7領という小藩分立政策が行われていたことに由来する。イタリアも古代ローマ帝国分裂以来1500年間小国分立の時代が続いたことにより、各地域で独自の料理文化が育まれてきたという背景がある。こうした郷土の地域特性、文化をイタリア料理へと色濃く反映した「温泉キュイジーヌ」は、日本広しといえども「オット エ セッテ 大分」だけなのではないだろうか。一食必見、美食を堪能したあとは鉄輪温泉でくつろぐ、そんな旅はいかがだろう。
chef profile

梯 哲哉
TETSUYA KAKEHASHI
1972年生まれ。福岡県出身。大分県産食材と別府の温泉を活用した調理に惚れ込み、別府で開業。現在、別府に1軒と大分市にレストランとバールを2軒運営。
「パスタ未来形」 by シェフ
原点回帰で、丁寧に、シンプルに、食べ飽きない。しかし、個性あるエッセンスを加えて自分しか作れないパスタが未来形かな。華美な装飾も具材も盛り付けも必要ではない。
ITALIAN WEEK 100特別コース
コースのみ 5,000円
コース+ペアリング 7,500円
(1名料金/税・サービス料込)
【コース内容:全5品】
前菜2皿/プリモ(IW100スペシャルパスタ)/セコンド(肉)/ドルチェ/カフェ

JCBカード会員特典
ウェルカムドリンク1杯無料(アルコール・ノンアルコール対応)
予約方法
電話、WEBまたはメール予約
キャンセルポリシー
予約受付開始:
2023年10月1日(日)10:00〜
※上記の電話予約ボタンをPC閲覧の方は、下記INFORMATION内の電話番号へ予約お問合せください。
INFORMATION
大分県別府市井田2組 [google MAP🔗]
Tel:097-766-4411
E-mail:ottoesette@gmail.com
営業時間:
ランチ 12:00~15:00
ディナー 18:00~22:00
定休日:火曜日、水曜日
➣ 公式WEB