La Brianza
ラ・ブリアンツァ

北イタリアで学んだ体験を料理の中に投影する

 

国内で5店舗経営するグローバルな視点のオーナーシェフ


六本木ヒルズ内にある「ラ・ブリアンツァ」オーナーシェフ奥野義幸氏は、同店はじめ国内に「ブリアンツァグループ」としてレストラン5店舗、さらにアメリカでのレストラン運営も手がける敏腕シェフだ。

奥野シェフはアメリカの大学で経営学を学んだあと、会社員時代を経て料理業界へ入るという異色の経歴の持ち主。イタリアならばともにミシュラン3ツ星である「オステリア・フランチェスカーナ」のマッシモ・ボットゥーラや「レアーレ」ニコ・ロミートなど大学時代に経済や経営を学んだのち180度転換して料理の世界に入った有名シェフは多いが、日本のイタリア料理界では実にレアなケース。そうした意味でも、奥野シェフは従来のイタリア料理界にはなかったグローバルな視点でレストラン経営を俯瞰しているのだろう。

イタリア料理を目指してからの奥野シェフはイタリアに渡り北イタリアの星付きレストランを中心にイタリア全土で修行して帰国。2001年に「リストランテ ラ・ブリアンツァ」をオープンしたのち2016年に「ラ・ブリアンツァ」と改名して移転した。内装のテーマは地中海クルーズ船。青と白を基調とした軽快かつ開放的な雰囲気が漂う。夜のコースメニューは4種類で、奥野シェフがイタリアで学んだ伝統料理に日本の食材を加えてオリジナリティあふれる料理を創り出す。例えば「トリュフのグラタン ピエモンテ風」は奥野シェフがピエモンテ修行時代に何度も食べ、作ったであろう北イタリアの味。料理を通じてイタリアの風土や歴史を体感する味の旅。それが料理を通じて奥野シェフが我々に伝えたいことなのかもしれない。


chef profile

奥野 義幸
YOSHIYUKI OKUNO

和歌山県出身。六本木ヒルズ「ラ・ブリアンツァ」はじめ都内5店舗を展開する「ブリアンツァグループ」代表。米国の大学で経営学を学び、会社員を経て飲食業界へ。都内イタリアンレストランに勤めたのち渡伊。イタリア8州で料理を学び帰国。 2001年代官山「リストランテ ラ・ブリアンツァ」を立ち上げ2003年麻布十番へ移転後独立。その後、ブリアンツァグループを展開する。レストラン経営だけに留まらず、国内外のレストランコンサルティング、商品プロデュース等を手掛ける。2022年東京イタリアンをコンセプトとした「MAGARI」を米国ハリウッドにオープン。パートナーシェフを務める。また、再生可能エネルギー開発事業のノーバルホールディングスとの共同経営で、テスラのチャージステーションを併設した「Pasta Magari」をつくば市にオープン。 2023年1月東京八重洲のヤンマー本社ビル2階に「米と楽しむイタリアン」をコンセプトとしたレストラン「アステリスコ」をオープン。今後、更にサステナブルやウェルネスをコンセプトとした取り組みにも力を入れていく予定。



INFORMATION

東京都港区六本木6丁目12-3 六本木ヒルズレジデンスC棟3階[google MAP🔗]
Tel:03-6804-5719
営業時間:ランチ 11:30~15:30(L.O.14:00)ディナー17:30~23:00(L.O.21:30)
定休日:年中無休
公式WEB