Ristorante Fiocchi
リストランテ フィオッキ

美食の都、北イタリア・ピエモンテの郷土料理を東京で


ピエモンテ山奥の郷土料理をベースにした季節食材のおまかせコース

東京の住宅街、祖師ヶ谷大蔵にある「リストランテ フィオッキ」堀川亮オーナーシェフは、北イタリア・ピエモンテ州の料理を忠実に再現している。「イタリアで学んだ地方料理にわたしなりの薄い洋服を着せて提案しています」と堀川シェフ。祖母が料理の先生をしていたこともあり幼い頃から料理に親しんでいたが、イタリア料理を目指すきっかけはパスタが好きだったこと。若き日の堀川シェフはピエモンテ州始めイタリア北中部で腕を磨き2000年に地元祖師ヶ谷大蔵に「リストランテ フィオッキ」をオープンした。

ピエモンテ州といえばワインならばバローロ、バレバレスコに代表されるイタリア屈指の名醸赤ワインの生産地。ピエモンテ州はオリーブの北限を超えていることから郷土料理もトマトやオリーブオイルといった地中海的思考ではなく、地理的にもフランスに近いことからよりリッチで濃厚だ。サヴォイア家が長く支配したことから、同家御用達の菓子文化や料理文化が花開き、特にタヤリン、アニョロッティ・ダル・プリンなどに代表される手打ちパスタはさまざまなバリエーションを誇る。

現在の日本におけるイタリア料理は成熟の時を迎え、郷土料理至上主義からイノベイティブまで千変万化。店選びに困るのが嬉しい悩みなのだが、堀川シェフの場合は前者である郷土料理至上主義。歴史の重みを感じる美味なるピエモンテ料理を体験したい方は一度「リストランテ フィオッキ」の扉を押してみることをお勧めしたい。


chef profile

堀川 亮
RYO HORIKAWA

1972年、東京都生まれ。祖母が料理の先生をしていたこともあり、小さな頃から料理に親しむ。パスタが好きでイタリア料理界に入り、25歳で渡伊。ピエモンテ州の「リストランテ・フリッポー」をはじめ北中部での研鑽を積む。帰国後、都内のイタリア料理店を経て、2000年に生まれ育った祖師ヶ谷大蔵に「リストランテ フィオッキ」をオープン。2014年には同店2階によりカジュアルな「ズッペリア・オステリア・ピティリアーノ」もオープン。2020年に食料品店「ラ・ポルタ・ディ・フィオッキ」をオープンする。

「パスタ未来形」 by シェフ

未来形というと「進化」がテーマになると思います。でも進化していけばいいというわけではなくて、ある種の根幹=アイデンティティとなるものが必要ではないでしょうか。わたしの場合はピエモンテの山奥、ヴァルド派の料理を教わったのでその料理の雰囲気はこれからもところどころに残していきたい、例えば、ヴァルド派の谷は山岳地帯でオリーブが育たないところだったのでクルミオイルを使うとか、自分というアイデンティティを入れ込んで組み合わせたときに、新しい味になるし、それが楽しみにもなる。それがパスタの未来形というか、今後みなさんが違和感なく純粋に楽しんでいける方向性なのかなと思います。


ITALIAN WEEK 100特別コース

コースのみ 14,300円
コース+ペアリング 25,300円

(1名料金/税・サービス料込)


【コース内容:全8品】


予約受付開始:
2023年10月1日()10:00〜

※上記の電話予約ボタンをPC閲覧の方は、下記INFORMATION内の電話番号へ予約お問合せください。


INFORMATION

東京都世田谷区祖師谷3−4−9[google MAP🔗]
Tel:03-3789-3355
E-mail:fiocchiipad@icloud.com
営業時間:
ランチ 12:00~15:00
ディナー 18:30~22:30
定休日:火曜日、水曜日
公式WEB