2025年4月7日~5月7日にかけてIW100参加都内10店舗で開催されました「バリラ×IW100 バリラ パスタレボリューション2025 Primavera」では皆様から多くのご投票をいただきまことにありがとうございました。人気投票の結果「ザ・モメンタム・バイ・ポルシェ」林祐司シェフの「パスタ・プリマヴェーラ」が第一位を獲得いたしました。また第二位には「コンヴィヴィオ」 辻大輔シェフ「スパゲッティーニ・ラグー・フィント “OKARA”」が、第三位には 「ダルマット 六本木ヒルズ店」安藤勇一朗シェフの「カルパッチョ・ドーム」がそれぞれ選出されました。上位入賞シェフの皆様、ご参加いただきました全店舗の関係者の皆様、そしてご投票いただきました皆様に改めて厚くお礼申し上げます。また、ご投票いただきました方の中から抽選で20名様に賞品をお送りさせていただきますので、ご当選された方には事務局よりあらためてご連絡差し上げます。第二弾「バリラ×IW100 バリラ パスタレボリューション2025 Autumn」も今秋開催予定ですのでどうぞご期待ください。

第1位 「パスタ・プリマヴェーラ」ザ・モメンタム・バイ・ポルシェ(汐留・林祐司シェフ)

「ザ・モメンタム・バイ・ポルシェ」林祐司シェフが考案したのは「春」をテーマにした「パスタ・プリマヴェーラ」だ。パスタはダブルボイル(二度茹で)しても変化しにくいというSOCの特性を活かし、ペンネをビーツと紫キャベツの茹で汁で茹でてから一度マリネ。提供前に再度茹でてなめらかな舌触りに仕上げてある。具材は春の食材である白アスパラガスと相性のよい卵黄のソース、軽く昆布でマリネした帆立のソテー。白アスパラガスの軸や皮も捨てずに、帆立の出汁とあわせたクレーマにして敷いてある。帆立を中心に白アスパラガスとペンネをあえて付け合わせのようにしたという林シェフ。ペンネは下茹でしてから一度半分にカットし、白アスパラガスの大きさと揃えてある。少量でも存在感あるペンネをさまざまな具材とともに味わう、イタリアの春(プリマヴェーラ」を連想させる、林シェフらしい美しくて美味しい逸品。

第2位 「スパゲッティーニ・ラグー・フィント “OKARA”」コンヴィヴィオ(千駄ヶ谷・ 辻大輔シェフ)

「コンヴィヴィオ」辻大輔シェフが考案したのは「スパゲッティーニ・ラグー・フィント “OKARA”」。「イタリアでよく修行時代に作っていたのを思い出しました」という辻シェフ。ラグー・フィントとは肉が入らないミートソースのことだが、辻シェフは野菜のソフリット、おから、赤ワイン、ローズマリーで、仕上げにはグラナ・パダーノ。トスカーナ風のヘルシーラグーに仕上げた。普段からフォカッチャなどにおからをよく使う辻シェフが愛用するのは、代々木上原で90年以上続く太田豆腐店のおから。ソフリットと一体化したおからは食感もよく細めのSOCスパゲッティーニによくあう。おからはオリーブオイルとの相性もいいのでトスカーナ産EVOオイルをかけて食べれば気分はトスカーナ。フードロス、ヘルシー志向などの観点から、ますます重要になるおからをイタリア料理に上手に取り入れている辻シェフの料理は、心にも体にも優しい。

第3位 「カルパッチョ・ドーム」ダルマット 六本木ヒルズ店(六本木・安藤勇一朗シェフ)

「ダルマット 六本木ヒルズ店」安藤勇一朗シェフが考案したのはパスタが見えない「カルパッチョ・ドーム」。その名のごとく日替わり鮮魚のカルパッチョでパスタを覆い、半球型のドームとなって登場する。「あれ?パスタはどこに?」と一瞬戸惑うかもしれないが、実はカルパッチョの下にフレッシュトマトと青のりをからめた爽やかな冷製のスパゲッティーニが隠れている。「日本ならではの海鮮丼をパスタにおきかえてみました」と安藤シェフ。イクラ、とびっこゴールド、ボッタルガのトッピングはまさに海鮮丼のようでパスタにからまる海苔の香りも心地よい。ダルマットグループ伝統の冷製パスタをベースに、日本とイタリアの融合を考えたという安藤シェフ。イタリア料理には肉を使わないラグー「ラグー・フィント」やウサギを使わないウサギの煮込み「コニッリオ・スカッパート」など一見矛盾しているような表現の料理があるが、そうした料理を連想させる安藤シェフならではの遊び心だ。