Symposium
シンポジウム

旬の食材を多用した食の饗宴=シンポジウム


イタリア修行時代の経験を移住先の富山で活かす

古代ギリシア時代の哲学者プラトンが書いた「饗宴=シンポシオン」という書物がある。これはソクラテスはじめ友人哲学者たちと寝そべってワインや料理を楽しみながら語り合う対話集だ。のちのローマ時代に引き継がれたこの食習慣の記述シーンは料理史において貴重な証言であり、ラテン語を経てシンポジウムの語源となった。

イタリア帰りの廣野智之シェフは富山に移住し、自らのレストランを「シンポジウム」と名付けた。これは食の喜びをワインと料理を味わいながら語り、楽しむ、そんな願いが込められている。料理は地元生産者の顔が見える農薬不使用旬の地場野菜や地元の肉や魚、無添加調味料を使った季節ごとのコース仕立て。イタリア修行時代にはサルデーニャ島の有名シェフ、ルイジ・ポマータとともに働いたことも現在の料理に大きな影響を与えている。サルデーニャ島はマグロやボラのカラスミなど日本に馴染みの深い食材も多いが、そうした経歴を持つシェフの料理を富山市で味わえるというのも、現在の日本におけるイタリア料理の幅広さ、奥深さをうかがえる一端だ。


chef profile

廣野 智之
SATOSHI HIRONO

東京都出身。実家は銭湯。大学受験に失敗し、バックパック一つで食を求めてアジアとヨーロッパを1年間周り、イタリア料理と出会う。フィレンツェで5年間トスカーナ料理と向き合い、その後、土地に深く根付いた料理に魅力を感じマルケ州人口7000人の小さな村で2年半過ごす。サルデーニャ島の島独特の食文化、生活文化を肌で感じながらシェフ Luigi Pomata(ルイジ・ポマータ)のもとで2年半メイン料理を担当。 日本へ戻り富山に移り住む。自身は大の野菜好き。生産者さんと共に選んだ野菜の美味しさを最大限に引き出す料理には定評がある。 実家は今は減りつつある薪窯で湯を沸かす銭湯だった。薪の良さも大変さも身をもって育ってきた。薪窯を使った熾火料理を軸に2023年秋移転予定。

「パスタ未来形」 by シェフ

何かを作りたいからその素材を使うのではなく、その素材があるから生まれる一皿を目指しています。 良い料理を作るには、いい食材が、その食材を作るには、いい土が必要です。 我々のいる富山県は、高い山、深い海、広い平野、四季がはっきりとしています。 多くの野菜たちが太陽、恵まれた水、風を受け取り、土と共に育まれてきます。食材も人間同様に成長過程があり、その瞬間の美味しさと時を見逃さない料理を作ることで、今ある地球資源、自然環境と丁寧に向き合うことが私たちの課題です。


ITALIAN WEEK 100特別コース

ディナーコースのみ 16,500円

(1名料金/税込・サービス料10%別途)


【コース内容】


予約受付開始:
2023年10月1日()10:00〜

※上記の電話予約ボタンをPC閲覧の方は、下記INFORMATION内の電話番号へ予約お問合せください。


INFORMATION

富山県富山市新根塚町3-5-14[google MAP🔗]
Tel:050-3091-3088
E-mail:symposiumtoyama@gmail.com
営業時間:
ディナー 18:00~、または19:00~
定休日:水曜日
※ランチは1名様よりご予約承っております。12:00スタート。
公式WEB